恒常化したインフレ、より悪化する国際情勢、世界情勢に伴う原料高騰等、日々刻刻と変化する経済・社会環境の中で、瞬時・瞬時での判断が求められる現代。製造業として、物価に変動した対応を行うことはビジネス上の必然ではあるが、モノはあるのに手に入らない・・・所謂、「物流問題」が顕著になりつつある。原料高騰に留まらず、「原料がない」これは、繊維産業にも大きく影響が出てくる。この状況は、繊維産地だけの問題ではなく、繊維産業全体の問題でもある。いつまでも“何か!・誰か!”のせいにしている場合ではなく、未来志向にポジティブなアクションを載せ川上から川下までが一致団結し、一定量の原料輸入量を確保する必要があるのではないだろうか。
景気後退に伴い展示会自体を取りやめる産地や企業も多い中、産地合同展示会を大切にしてきた尾州。個性ある1社1社が集結し、日本の大規模素材産地として、アパレル業界へシーズンプレゼンをし続けてきた意味は大きい。東京の街には多くの海外渡航者も増え、コロナ前を彷彿する賑わいを見せているが、消費者の動向はコロナ禍を経て大きく変貌を遂げている。温故知新とまでは言わないが、リアルに対面し人とのコミュニケーションを通して新しい発想やビジネスが生まれることを再確認し、コロナ禍というフィルターを通して、新しい“何か”を模索しているようにすら感じる。
コロナ禍でもリアル展を大切にしてきたBishu Material Exhibitionは、今シーズンもリアル展とデジタル展のハイブリッドで開催され、リアル展の会場は、継続してJR原宿駅前の好立地にある「WITH HARAJUKU HALL」。アクセルの良い会場にて、尾州産地企業が皆さまのご来場をお待ちしておりますので、是非とも足をお運びください。
【開催概要】
開催日程 | 2023年4月20日(木)~21日(金) |
開催時間 |
20日(木) 9:30~18:00 21日(金) 9:30~17:00 (最終入場は終了時間30分前まで) |
開催場所 |
WITH HARAJUKU HALL 東京都渋谷区神宮前1-14-30 |
主催 | 公益財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター |
入場 | 無料 |
出展社 |
岩田健毛織(株)/ 長大(株) / 時田毛織(株) / 日本エース(株) / 林実業(株) / (株)ヒラノ / ファインテキスタイル(株) / 三星毛糸(株) / みづほ興業(株) / 宮田毛織工業(株) / 森織物(資) |
同時開催 |
2024 Spring&Summer BishuMaterial Exhibition (bishu-japan.com) |
お問合せ先 |
公益財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター 愛知県一宮市大和町馬引字南正亀4-1 TEL:0586-46-1361 FAX:0586-44-7455 |