|
公益財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター（FDC）主催による「2021 Spring & Summer Bishu Material Exhibition（BME）」の中止が発表されました。当初予定の4月開催から5月に延期し対応を検討するも、昨今の収束のめどが立たない新型コロナウィルス感染症対策を検討しておりましたが、来場者、出展者、スタッフの健康と安全を確保することは困難と判断されたと発表しています。
※プレスリリース ⇒ 20200413プレスリリース（FDC）
繊維・ファッション業界の様々なイベントが中止されています。特に同業界は取扱う商材にシーズン性があるために“延期”ではなく“中止”の判断を余儀なくされる。尾州産地は本来SSよりもAWに強い産地と言われてきたが、SSでの生産も平準化させることも大きな課題であったが、昨今の事情だと来年度への体力と知識の温存へとシフトすることを決断した。そして半年後には元来の強みであるAWシーズンが到来する。2021AWに向けて、どれだけ強固“AWに強い尾州”を確立させ、他の追従を許さない！くらいの素晴らしいAW商材を開発できるように、この期間をフル活用して開発に勤しんでいる。昨今の新型コロナウィルス感染症の状況下では、繊維・ファッション業界のみならず、日本の製造業でのサプライチェーンの再考を余儀なくされる状況になった。安全性・安定供給の観点からも国産の素材に良きデザインがのった次の時代のファッションが生まれて欲しいと思う。