![]() |
欧州2大素材展示会の一つ、MILANO UNICA(以下、MU)の中で、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFW)テキスタイル事業 事務局が運営・統括するThe Japan Observatory at MILANO UNICA(以下、JOB)がスタートしたのは、2014年9月。今回で第5回目となった「The Japan Observatory at MILANO UNIC 2017AW」が、2016年9月6日(火)~8日(木)に、新会場「Rho Fieramilano」で開催された。
尾州産地は、JOB第1回目より(公財)一宮地場産業ファッションデザインセンターがとりまとめ大規模な出展をしてきた。今回より出展者名を「Bishu Wool Collection」に改め、より「尾州(Bishu)」の名を世界に発信する意気込みを感じさせた。回を重ねるごとにリピーターのバイヤー来場が増え、評価が上がっているJOBであるが、新会場での展開が今までのMUの総面積の1.5倍となり、ゆったりと素材を見れる空間となったが、今までのように「混み合ってる」印象は薄い。日本企業の各社ブースも、来場バイヤーが訪問する時間も割とまばらに感じられるように見える中、「Bishu Wool Collection」ブースは、初日の午前中を除けば、終始バイヤーで混み合うブースとなった。欧州バイヤーの合繊繊維離れが言われるようになり、日本の天然繊維への期待が大きくなっている。中でも尾州産地のウール素材は、イタリアのウールと「全く違う素材」として見られており、交織、後加工のバリエーションは、大きく評価されている。その追い風もあって、各バイヤーとは密度の濃い商談につながったようだ。
![]() |
![]() |
![]() |
Photo: |
【イベント概要】
イベント名 | The Japan Observatory at MILANO UNIC 2017AW |
開催日 | 2016年9月6日(火)~8日(木) 9:00~18:30 |
開催場所 | Rho Fieramilano(イタリア/ミラノ) |
日本出展者数 | 38社・団体 |
尾州企業出展者 |
尾州・ウール・コレクション(FDC)6社・グループ |