理事長 挨拶 日本毛織物等工業組合連合会 理事長 時田 典幸 “ウールを軸に産地全体でモノづくりの情報発信” 今年5月、毛工連の理事長に就任しました。 尾州産地はウールの扱いが上手い産地です。ウールの良さを伝えていくためにはマーケットインが基本ですがプロダクトアウトも大切です。そのためには各社が自社の強みが何であるかを再考し、産地全体として紡績から撚糸、製織(編)、補修、染色整理の皆さんと共に課題解決を考えていく必要があります。 特に生産現場の高齢化が進み、若手人材の確保が課題です。尾州の強みであるモノづくりのノウハウを次世代に継承していくために、後継者を含めた若者の呼び込みと人材育成に力を入れていきたいと思っています。 また、尾州が海外勢と競合する中で産地の優位性を示すことが重要です。そのために毛工連としては商談会等で尾州の生地を国内・海外へアピールしていきたいと考えています。 これからも関係団体および連合会傘下組合の組合員・組合企業の皆さまに一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さま方のご発展をお祈りいたします。