理事長 挨拶

年頭所感 “時代と社会のニーズを的確に”

日本毛織物等工業組合連合会

理事長 早川 隆雄

riji
 

 

 一昨年より続く新型コロナウイルスの猛威。世界の感染者数から見れば、日本は落ち着いた状況と思いますが、新たなオミクロン変異株の置き換わりが進み未だ予断を許さない状況です。

 昨年を振り返ると、前半は相次ぐ緊急事態宣言の発令などによって人の流れが抑制され店頭販売が振るわなかったため、発注者側が積極的に仕入れをしませんでした。しかし後半になると徐々に動きが戻り始め、来秋冬向けの受注も入り始めました。新型コロナ禍が落ち着き始めたこともありますが、コンテナ不足の影響で海外品がスムーズに輸入できずコスト高になっている背景から生産の国内シフトが起こっています。

 また原料高が課題になっています。ウールは羊の頭数が減少し供給減になっているにも関わらず、中国では高級志向から需要が高まっており価格を押し上げています。すべての工程でモノ作りが難しい局面に差し掛かっていると言えるでしょう。

 新型コロナ禍から3年目を迎える2022年は勝負の年になると言えそうです。コロナ禍は、人々のライフスタイルに変化をもたらすだけにとどまらず、あらゆる業界・業種のビジネスモデルを一変させました。ニーズ自体が変化した業種もあるのでしょう、時代と社会のニーズを的確に把握し、新たな技術やビジネスに対応できるかが、重要となっていきます。これまでと同じことをしていては生き残れない、広い視野で見て衣料だけでなく他の産業とのつながりを開拓するなど変革していくことが重要です。

最後になりましたが、組合員皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに皆様方のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、私の新年のごあいさつとさせていただきます。