<Kのつぶやき>この時代だからこそのフリーマーケット

 もう数年振りにフリーマーケットに行ってみよう!と思い立って、休日の朝にWEBで検索し、都内で一番出展者数が多い“大井競馬場フリーマーケット”に行ってみた。 

 ん十年くらい前は、よく代々木公園とか明治公園等のフリーマーケットにお客として行ってましたし、世田谷公園、中野坂上駅前、浅草、明治公園等など、いろんな場所で出展もしてたことがある。いろんな人と話せて楽しいことが多かったですが、変な場所だと、永遠に値切ってきたりいちゃもんつけて値切ってくる輩もいて、、、だんだん、出展することもなくなってしまった。(笑)

 SDGsというワードが、当たり前になったのか、それとももう過去のものになったのかは不明だが、昨今の日本経済を考えるとなかなか新しいものを買うにも、“勢い”が必要になる気がする。さらにSNSを見ていると、よく“フリマに行ってみました!”という投稿を目にするようになった。不景気の影響なのか、SDGsの影響なのかはわからないが、まだまだ使用できるものを“誰か欲しい人”に継続して使用してもらう!という気持ちはとても大切な気がする。サステイナブルも突き止めてしまえば、“新しいものを買わない!”になってしまう、、、でも、自分のように製造業の方々と仕事をして身としては常に新しいものを作って欲しい!というなんとももどかしい気分になる。

 今回行った“大井競馬場フリーマーケット”は、来場も出展もしたことのない場所、大井競馬場自体は、90年代に“ナイト競馬”が流行っていた頃によく友人たちと大井競馬場へ行き、ボックスシートを買って、酒飲んで馬みて・・・みたいなことをしていたので、久しぶりに行く場所ではありました。しか~し、だいぶ綺麗になっていて時間の経過を感じましたねぇ~。(笑)

 完全炎天下のエリアと、2層式駐車場の1階部分(軽く屋根?がある場所)がフリマ出展場所のようで、散歩も兼ねて全てのブースを見て周りました。プロ出展(通常は骨董店や古着屋を経営している方々)とアマチュア出展(完全に個人の不用品を売ってる人)が入り乱れている感じ。見やすいのはやっぱりプロ出展ですが、面白いものや掘り出し物があるのはアマチュア出展かなぁ~とか思いながら、物色していきました。。。

炎天下のエリア 2層式駐車場の1階

 ちょいとだけブランドというものには詳しいので、プロ出展の中でも、アメカジ物の中に、EUの有名ブランドのモノが“え?この値段でいいの?”みたいなものもあり、即購入してしまいました!(Tシャツですけどね) それ以外に、プロなのかアマなのか不明ですが、大量のアクセサリーを持ち込み、3個500円!という年配のマダムがいて、若者の人だかり! “これは!!!”と思って、おっさんである私も参戦し、無事、3点ゲットしました!www やぁ~いまどきの言葉だと“ディぐる”ということなのでしょう。もう山のようなアクセサリーの中から“ディぐる”感覚は、快感でしたよ!w プロっぽいブースで、ティファニーのアクセサリーを見ましたが、メンズっぽいものがなく断念したり、そんなに多くのモノは購入しませんでしたが、非常に楽しい時間を過ごせました。

 嘗て、出展していた時にも思ったことですが、フリーマーケットへ行くとまさに“今”を目の前で体験する。特にF1層のお客さんが、“今、何が欲しいと思っているのか?”という部分で、マーケティングにもなります。少し前に流行していたシルエットや色柄、ブランドも売る側したら、“もういらいない”と思いつつ、それなりの価格で陳列しているが、来場者は見向きもしなかったりする。破格でも見向きもしない時すらあれば、価格次第という観点で、値引き交渉がスタートする。“あぁ~、このタイプはもうオワコンなんだ。”と理解する感じ。かと思えば、“これって、何年前のものだよ!”と思えるものが、飛ぶように売れている時もある。“買いたいものを買いたい価格で”というフィルターを通してみると、純粋な“需要”というものが見えてくる。

 そんなことを考えながら、では“自分にとっても今とは?”と思いながら、多種多様な出展ブースの中でも洋服多めに焦点を当てて見て回りました。そして、近い内にまた来よう!と思いました。次回は、骨董のブースも気合入れて見たい!!!

 

 

this blog written by T.Kanemaki
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