<Kのつぶやき>サスティナブルとSDGs

サスティナブル・・・それは“持続可能であるさま”。

素材業界でも、嘗てリサイクルポリエステル等の再生繊維等がブームとなったのとは違う“本当の危機感を持った”アクションになっていると感じる。“サスティナブル”はもともと欧州から生まれた言葉であり、言語拡大は1987年に行われた「国連環境特別委員会(ブルントラント委員会)」からだと言われている。

一般消費者にも浸透しつつあるこの “サスティナブル”というワードのみが独り歩きしているように感じるが、少し根本の話をしてみたいと思う。

サスティナブルと同様に聞く単語“SDGs”。
2015年に国連サミットで採択された世界的な取り組みである。日本国内において経団連が旗振りをしていることからかなり経済界の匂いするが、素直に見ると社会性を考えると、とても大事な内容かと思う。

しかし、急にSDGsが出てきたわけではなく、
「1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標」と
「2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットにて採択された国連ミレニアム宣言」をミックスされた提言として2000年に発表された“MDGs”がベースとなっている。MDGsの目標達成期限が2015年であったことで、まだまだ未達成も多く、MSGsでより多くの項目を設けて2030年達成目標に刷新されたものだ。

【MDGsの項目】

1 極度の貧困と飢餓の撲滅
2 普遍的な初等教育の達成
3 ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
4 幼児死亡率の引き下げ
5 妊産婦の健康状態の改善
6 HIV/エイズ、マラリア、その他の疫病の蔓延防止
7 環境の持続可能性の確保
8 開発のためのグローバル・パートナーシップの構築

 

【SDGsの項目】
  ※さらに各項目には幾多のターゲットが設定されている。

1 貧困をなくそう(ターゲット数:7):
 あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2 飢餓をゼロ(ターゲット数:8):
 飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに
 持続可能な農業を推進する
3 すべての人に健康と福祉を(ターゲット数:13):
 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4 質の高い教育をみんなに(ターゲット数:10):
 すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を
 促進する
5 ジェンダー平等を実現しよう(ターゲット数:9):
 ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
6 安全な水とトイレを世界中に(ターゲット数:8):
 すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに(ターゲット数:5):
 すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへの
 アクセスを確保する
8 働きがいも経済成長も(ターゲット数:12):
 すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な
 完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を
 推進する
9 産業と技術革新の基盤をつくろう(ターゲット数:8):
 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに
 技術革新の拡大を図る
10 人や国の不平等をなくそう(ターゲット数:10):
 国内および国家間の格差を是正する
11 住み続けられるまちづくりを(ターゲット数:10):
 都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
12 つくる責任 つかう責任(ターゲット数:11):
 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13 気候変動に具体的な対策を(ターゲット数:5):
 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
14 海の豊かさを守ろう(ターゲット数:10):
 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
15 陸の豊かさも守ろう(ターゲット数:12):
 陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な
 管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失
 の阻止を図る
16 平和と公正をすべての人に(ターゲット数:12):
 持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に
 司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で
 責任ある包摂的な制度を構築する
17 パートナーシップで目標を達成しよう(ターゲット数:19):
 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップ
 を活性化する

※各項目のターゲットは、ここ[SDGs 詳細説明]をクリック


これら全てを厳密に意識し生活することは不可能であり、まさに継続を困難にさせてしまう。なので、個々人が自分で出来ることから始めることが大切だと思う。ただ、“サスティナブル”や“SDGs”という言葉だけではなく、何故、「今の時代に必要とされているのか?」そして、「各項目が求めるゴールとはどんなことなのか?」を考察することで、自ずと見えてくるものがあると思う。誰かに言われたから、皆がやっているからではなく、十人十色の解釈の元で、自分の心が満たされるアクションが必要とされるのではないだろうか?

今回は、ここまで。
次回は、繊維・ファッション業界における“サスティナブル”について、考察したいと思う。

To be Continued

 

this blog written by T.Kanemaki
*本ブログは筆者の独断と偏見の元に記載されておりますので、ご了承ください。