理事長 挨拶

年頭所感 尾州のサスティナブル探求

日本毛織物等工業組合連合会

理事長 早川 隆雄

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 「令和」最初の新年を迎え、新しい時代が本格的に幕を開けた。56年ぶり2回目となる東京オリンピック・パラリンピックが開催され、日本を世界にアピールする絶好の機会となる年です。

昨年は「市場は世界へ」を念頭に、新たな組合活動で、飛躍できる産地を目指し、組合変革に取り組んでまいりました。海外展開の推進は必要不可欠で、販路開拓と産地における技術力・開発力を強めて産地全体を底上げし、メイド・イン・ジャパンの価値を世界に発信・提供していく必要があります。繊維の可能性を探求し、素材改革を起こしていくこと、そして新しい価値を創造し、それに見合う適正な価格設定の実現が必要であります。異業種や他産地との連携を促進し、繊維産業の魅力を発信し、社会課題の解決に貢献していくためにサステナビリティー(持続可能性)を追求し、責任あるサプライチェーンのための企業行動、品質保証体制の強化、社会的責任に努めて参ります。また、広域通商交渉の進展に期待したい、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)の交渉がまとまれば、成長著しい中国市場に向けたテキスタイルの展開が見込まれる。

  昨年、3回目の海外バイヤー招聘商談会を一宮で開催し中国アパレル企業5社を招聘、自費参加3社の商談会も高評価で産地の技術力、意匠力で作製した高品質、高感性、高機能の素材に評価がありました。JFWジャパンクリエーションの展示会「Bishu Style展」での商談に、品質が高く、ロスの少ない国産素材に手応えがあり、メイド・イン・ジャパンにこだわった独自商品を通じて、お客様を増やし、「高品質」にこだわり続けるものづくりが使命だと思っています。長らく続いた産地の縮小による供給力の減退で短納期対応に問題が生じ、受注につながらないという結果も一部に見受けられました。今年は“尾州のサスティナブル探求”をスローガンに産業基盤の維持強化に努めてまいります。(公財)一宮地場産業ファッションデザインセンター(FDC)による海外展示会ミラノウニカ展、東京でのBishu Material Exhibition(BME)の展示商談会、ジャパン・ヤーン・フェア(JY)展などの展示会も広く業界に定着してきました。

最後になりましたが、組合員皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに皆様方のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、私の新年のごあいさつとさせていただきます。