新聞記事-ションヘル型織機の生地:海外ブランドに人気-

中日新聞(2015年2月8日(日)社会面)に、葛利毛織工業(株)が紹介されました。

 

<記事より抜粋>

「ションヘル型織機」葛利毛織工業に8台が置かれている。ここから生み出された紳士服地は、誰もが知るような複数の海外アパレルブランドに納められている。海外ブランドのバイヤーから「今でもこんな風合いのものが作れるのか」と驚きの声があがった。

ションヘル型はドイツ製織機をモデルに日本で作られ1950年代に一気に広まったが、70年代に入ると高速の新型に押され、次第に姿を消していった。

低速ゆえに縦糸と横糸を織る際に隙間が生じ、膨らみがあって柔らかな手触りになる。

効率では無く質での勝負に自信を抱く。手間がかかる維持にも「手作業が多いからこそ、生地に職人の感性が吹き込まれる」「人を感動させることがものづくりの原点」ということを、葛谷さんは古い織機に教えられた。逆境にあっても、いい製品を作っていけば未来はあると信じている。

 

中日新聞 H27.02.08_3