<Kのつぶやき>With コロナ時代のファッションでの消費者マインド

新型コロナ感染症の拡大により、完全に世界中の人々の生活様式は変化した。
必要な時以外は外出をせず、仕事も在宅と、完全なインドアになった。
この生活様式の中で、いかにストレスを溜めずに快適に過ごすのかがキーになっている。

*軽やかでエフォーレスト
*長く着れるノームコア
*在宅時間を心豊かにするナチュラルでロマンティックなアイテム
*自然からのインスピレーションを受けるカラーやリラックス感
*カジュアルとフォーマルのハイブリット

肩肘を張らない“リラックスしたムードの中でのキチンと感”が大きな意味を持ってくるように思う。さらに、プチプラの中でも“高見え”する素材感やシルエットも消費動向をくすぐるものになるのだと思う。別でまた書くが、“サステイナブル”なアクションにもリンクすることになると思う。

そんな状況の中で生まれた“1 Miles Wear”というカテゴリー。
2017年くらいから、ジワジワとトレンドになりつつあった“ラウンジWEAR”。
まさにリラックスがテーマのスタイルで、新型コロナ前から徐々に、メンズのスェットパンツがファッションアイテムになり、月日をかけて、“1 Miles”つまり近所に出かけてもOKなスタイルがジェンダレスに進行中。ストレスフリーにするためや、昨今では自宅での洗濯できるか否かに重きを置く消費マインドを満たすために「天然素材と合繊をミックス」し、機能重視の傾向も出てきている。
しかし、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、日本国内では外出自粛要請が長い間続いていると共に、この自粛生活が「新様式」となって自分自身の中でカスタマイズしながら自衛とストレス軽減のバランスを取りながら生活する消費者が増えている。

このような生活様式を取ることで、国内の多くの企業がビジネスでの大きな打撃を受けている。昨年末(2020年12月)に、帝国データバンクが発表した新型コロナウィルスにより業績に「マイナスの影響がある」業種を発表し、トップ10位の中の3業種(繊維・繊維製品の小売り、卸売り、製造)がランクインしたことで私たちの業界への影響は計り知れない。

 

this blog written by T.Kanemaki